温泉について 豆知識!
温泉(おんせん)とは、普通の水とは異なる天然の特殊な水が地中から湧き出した場所の事です。
日本では、昭和23年(1948年)7月10日に温泉法が制定されました。 この温泉法第2条(定義)によると、温泉とは「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」のこととなっています。
湯を使う風呂が一般的でなく、衛生に関する知識や医療が不十分であった時代には、温泉は怪我や病気に驚くべき効能があるありがたい聖地だったそうです。
各温泉の起源伝説には、鹿や鶴や鷺(サギ)などの動物が傷を癒した伝説や、弘法大師等高名な僧侶が発見した伝説が多いようです。このような場所は寺や神社が所有していたり、近隣共同体の共有財産であったといいます。 江戸時代頃になると、農閑期に湯治客が訪れるようになり、それらの湯治客を泊める宿泊施設が温泉宿となり、湯治の形態も長期滞在型から一泊二日の短期型へ変化し、現在の入浴形態に近い形が出来上がったようです。
それでは温泉の種類について見てみましょう。
単純温泉含まれる成分の含有量が少ないため(温泉水1kg中1000mg未満)、刺激が少なく肌にやさしい。無色透明で、無味無臭。旧泉質名は単純泉。神経痛、筋肉・関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、健康増進などの一般的適応症に効果があるといわれています。 |
硫黄泉硫黄が多く含まれる温泉。卵の腐ったような硫化水素の臭いがあり、色は微白濁色。換気が悪い場合、中毒を起こすことがありますので気をつけましょう。 ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リュウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果があるようです。 刺激が強い泉質なので、病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には注意が必要です。 |
塩化物泉ナトリウムが含まれる温泉です。 旧泉質名は、食塩泉。主な効用としては、外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、リュウマチ、不妊症などがあげられます。 飲用は胃腸病に効くといわれています。 ただし飲泉は、医師の指導を受け、飲用の許可がおりている場所で、注意事項を守って行うようにしましょう。 |
含鉄泉鉄を含む温泉です。 水中の鉄分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は茶褐色。 炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがあります。 この泉質の温泉は保湿効果が高いので体がよく温まります。 また貧血症に効くようです。 |
含銅・鉄泉銅及び鉄を含む温泉です。 水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため湯の色は黄色。 含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがあります。 貧血症、高血圧症などに効くようです。 |
含アルミニウム泉アルミニウムを主成分とする温泉です。 旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉などで、肌のハリを回復させる効果があり、また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効きます。 明礬泉はとくに眼病に効果があるとされています。 お肌に良さそうな温泉です。 |
酸性泉水素イオンを多く含む強い酸性の温泉(PH3以上)です。 刺激が強く、殺菌効果が高いようです。 水虫や湿疹など、慢性皮膚病に効く。 肌の弱い人は入浴を控えるか、入浴後に真水で体をしっかり洗い流すなどの配慮が必要のようです。 |
炭酸水素塩泉アルカリ性の温泉です。 重曹泉、重炭酸土類泉に分類されます。 重曹泉の温泉への入浴は、肌をなめらかにする美肌効果があり、外傷や皮膚病にも効果あるようです。 飲泉すると慢性胃炎に効くといわれています。 一方、重炭酸土類泉の温泉は炎症を抑える効果があるので、入浴は、外傷、皮膚病、アトピー、アレルギー疾患などに。 飲泉は、通風、尿酸結石、糖尿病によいとされています。 |
二酸化炭素泉無色透明で炭酸ガスが溶け込んだ温泉です。 旧泉質名は単純炭酸泉。 炭酸ガスが体を刺激し血行をよくする効果があります。 入浴による効果は、心臓病や高血圧の改善。 飲泉は便秘や食欲不振によいとされています。 |
放射能泉微量のラドン・ラジウムが含まれる温泉です。 ごく微量の放射能は人体に悪影響を及ぼす心配はなく、むしろ体に良いとされています。 皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれていますが、とくによいとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害のようです。 |
硫酸塩泉硫酸塩が含まれる温泉です。 苦味のある味がします。 芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれています。 血行をよくする働きがあるようです。 入浴効果は外傷や痛風。飲泉は便秘やじんましんに効くようです。 |